朝日テレビカルチャーこころ絵入門第六回
講師こころ絵作家金子昌太郎
1、 はじめに;
皆様おはようございます。今回が、今年最後の講座となりましたが、朝日テレビカルチャースクール三島が今年六月に開校して以来ですから、半年が経ちました。お蔭様でこの講座への参加者も、口コミや評判で少しずつ増えて来ました。
この朝日テレビカルチャーでは「アートセラピー」の分野として、この講座を位置付けて募集して来ましたが、こころ絵講座のほんとうの位置付けは、実はもっと深いところにあります。
「こころ絵教室」を続けてきた私の思いは、前にも述べました通り、「自分自身の素晴らしさ」を発見し、「新しい考え方」を手に入れ、あなたが「楽に生きる」ための「自然で無理のない自由なパラダイム」を創ることで、あなたに幸せがやって来るような他にはない講座にしたいと言うところにあります。
私達は、大人として長く生きているうちに、いつの間にか世間的な制約やしがらみに拘束されてしまい、「自分を世間や回りに合わせることで精一杯」となっていて、ほんとうの自分は見失っていていることがあります。
自己中心になれば良いと言うことではなく、「ほんとうの自分を大切にする」ということとは一体どういうことなのかを、改めて「こころ絵」と言う「宇宙」を体験しながら、新鮮な気持ちで感じ直してみることが出来れば、こんな素敵なことはありません。
わかる
Recognition
何回も、何回もやっているうちに
細胞が感じ取り始める
一つの細胞だって総ての宇宙
わかるって、細胞が感じることなんだ
F8
2、細胞とこころ;
ただ講義を聴くだけでは、自分自身のことや心を理解しようとすることは出来ません。頭だけで、理屈で分かろうとしても到底その本質に到達することは出来ないでしょう。自分のことや心を、深く根源から感じ取るには、実際に「身体を使い細胞で感じ取る」しか方法はないと、私は思ってきました。
自分の身体を使い、自分の60兆個の細胞で感じるのが、この「こころ絵」の世界であり、「色彩の座禅」の世界であります。何故なら「こころ」は、「頭」にはではなく「細胞」に宿っていると、私は勝手に思ってきたからです。
「細胞が幸せと思わないもの」は、「頭で」どんなに幸せと認めたとしても、ほんとうの幸せではないかもしれません。「素直に自分を見てあげる」「素直に対象をみてあげる」こと、そんな簡単な試みの中に「愛の原点」があると言えないでしょうか。「もう一度素直に“自分に意識を向ける”」と言うこころの作業のなかに、「愛の本質」があるように私は思います。
「意識が向かないもの」は「存在しないもの」と同じであり、意識しないものは自然に距離を取るようになります。「自分」が「自分」を意識しないと、「自分」は、「自分」から距離を取っていきます。身体で言えば、意識が向かなかったところから、病気になったりするのです。同じ状況でも人によって違いが生れてくるのは意識に違いがあるからだと私は思ってきました。
この「意識」は、動物にはありません。また「自分を見ている自分を意識できる」のも、実は人間だけです。
そしてまた色彩を楽しみ色彩をこころと結びつけることができるのも、また人間だけです。
3、宇宙のようなこころ絵の世界と幸せへの道;
このように考えてくると、この三つの要素(意識する能力、自分を見ている自分を意識できる能力、色彩をこころに結びつける能力)をこころの世界として捉え、育んでいく「こころ絵」と言う身近な宇宙の中には、計り知れない「広がりと面白さ」があると、私はいつも誇りを持って感じています。
実際に私自身、どれだけこころ絵のお陰で成長させてもらえたか、こころ絵にとても感謝してきました。
茶道や華道などと同じように、「こころ絵の道」は、いわゆる単なる「お稽古事」「習い事」とは違い、「自分の生き方を模索するもの」であり、いわば「目には見えない心の世界」を目指すものであります。見えない世界を目指すには、「感じる力としての感覚」を養う以外に方法がありません。
何故こころ絵の目的が、見えないこころの世界なのかといえば、「幸せ」は「見えないこころの世界にしか存在しない」と思うからです。生きている究極の目的の一つは「幸せになること」ですが、「幸せ」は実は本当に幸せになった人しか分からないほど、深いものだと想像できます。
私自身も、かって、錯覚に陥っていた時がありました。幸せに生きるためにと思い込み、その為の手段である「見える目標を意識して」いた時があります。
そして、それに向かって邁進し努力するうちに、「ほんとうの幸せ」はどこかに忘れていまい、手段としての目標を人より早く手に入れようとした結果、素直さを忘れ無理を重ね、不自然さのまま頑張り続けて来たこともありました。
「こころ絵」は、ある意味で、「こころと色彩の座禅」であります。どうかご自分の「こころ絵」を通して、今までに無い新しい素晴らしい、チャーミングな自分を発見してください。それはきっとあなたに「若々しさ」や「喜び」を一緒にもたらしてくれるに違いありません。
「こころ絵の世界」は、「プラスエネルギー」に満ちた宇宙として育ててきました。そして「プラスエネルギー」の空間だけにしか,「幸せと言うプラスエネルギー」は存在できないのです。あなたがこころ絵を通してほんとうの「幸せ」に出逢われることを心から願って止みません。
以上


